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毎月大体残り3営業日くらいになってくると、各種報道によって翌月の大手銀行の金利が分かってきます。そこでそうした情報をわかりやすくまとめていきたいと思います。
ちなみに、すでに4月の住宅ローン金利の全体的な予測については以下の通りご案内しております。
>>>[2017年5月の住宅ローン金利予想]
−0.05%と言った小幅な再低下の可能性あり
5月の住宅ローン金利は「−0.05%といった小さいレンジで再低下する可能性あり」と予想しました。
次に5月のフラット35の金利については以下の通り予測しております。
>>>[2017年5月のフラット35金利予想]
前月比−0.06% フラット35表面金利1.06%?
まとめるとこうですね。
・フラット20金利 : 1.01% → 0.96% (−0.05%低下)
・フラット35金利 : 1.12% → 1.06% (−0.06%低下)
こちらも多少低下すると予想しております。
では本題に戻って来月=5月の住宅ローン金利情報をまとめていくと、まず大手銀行のプライスリーダーである三菱UFJ銀行の金利はこういうことになります。
◆三菱UFJ銀行の2017年5月の住宅ローン金利(表面金利)
・変動金利 : 0.875% → 0.775% (−0.10%低下)
・10年固定 : 1.050% → 1.000% (−0.05%低下)
変動金利は「−0.10%低下」、10年固定金利は「−0.05%低下」の低下となっています。
長期金利については上記グラフの通り今月に入ってから−0.06%程度低下しており、そうした金利低下を概ね素直に住宅ローン金利に反映させた、ということなのでしょうね。
なお上記は表面金利であり保証料(+0.2%)込みではこのようになります。
◆三菱UFJ銀行の2017年5月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 1.075% → 0.975% (−0.10%低下)
・10年固定 : 1.250% → 1.200% (−0.05%低下)
他の大手銀行が「利下げ」で追随するのかどうか気になるところですが、みずほ銀行の5月の金利はこうなっています。こちらは最初から保証料(+0.2%)込みの実質金利でいきましょう。
◆みずほ銀行の2017年5月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.800% → 0.800% (据え置き)
・10年固定 : 1.075% → 1.025% (−0.05%低下)
こちらもやはり10年固定金利は「−0.05%低下」ということですね・・・なるほど。来月の住宅ローン金利は、特に10年固定金利については大手銀行で「−0.05%低下」ということで足並みがそろいそうです。
最後に当サイトで人気の住信SBIネット銀行の金利はこうなります。
◆住信SBIネット銀行の2017年5月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.447%〜0.568% → 0.447%〜0.548% (−0.02%低下)
・10年固定 : 0.560% → 0.610% (+0.05%上昇)
・20年固定 : 1.060% → 1.010% (−0.05%低下)
>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら
変動金利や20年固定金利は「利下げ」である一方、10年固定金利は意外にも「+0.05%上昇」ということですね!金利環境としても、季節性を考慮しても、このタイミングで金利を引き上げる理由は全く分かりませんが一体どういう事情なのでしょうか・・・。
それでも最低水準であるのは間違いありませんが、住信SBIネット銀行の住宅ローンの利用を検討されている方は要注意です。
なお今回はすでに月末となっていることからいずれも確定金利です。ご留意ください。
いずれにしても5月の住宅ローン金利は多少の例外はあっても全体的には概ね予想通り、「−0.05%といった小さいレンジで再低下する」ということになりそうです。
ではここで2015年1月からの長期金利と上記銀行の10年固定金利の変遷を振り返るとこのようになります。
概ね連動しているわけですが・・・ただ、今月の三菱UFJ銀行の大幅な金利引き上げを筆頭に、最近ではややその相関関係が崩れてきているようです。住宅ローン金利が下がる分には問題ありませんが、上がるとなると要注意ですね。
意識して各銀行の金利動向をチェックしていく必要がありそうです。
参考になさってください。
みなさんが来月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>